ビアガーデンとプリンスクオリティ

会社がどんどんグロースしているので、人が増えている。
今夜も歓迎会であった。折角なのでビアガーデンに繰り出してみる。
最近、こういうのの幹事をよくする事が多いが、生来段取りの悪い人間なので、前日に日程決めて予約にトライしてみる。やはり、ここはという所は一杯である。それで結局、東京プリンスのビアガーデンになった。
ふむ。行ってみたら新しい方じゃなくて古い方である。日比谷通りをタクシーで南下していくと、増上寺の隣に見えてくるあのレストランである。

  • 天井はこんな感じ。地元静岡のヤマハリゾート嬬恋を思い出す。

東京プリンスは確か開業が1965年だから、全てが築40年でもおかしくないのだが、何せ古い。プリンスは人生色々な所で利用して、基本的にブーたれてくるものだから、「プリンスでブーたれる」事自体がそれはそれで一つの欠かせない味ではあるものの、一応アップスケールセグメントなのだからもう少し何とかならんかと思った。店員も日本語通じない人多いし。
一杯で断られたANAホテルや、聖路加タワーと比べてはいけないものの、何か昭和の香りがプリンスには漂う。

  • ブーたれながらも肉は食べる。

あんまり高くは無いので、多くを求めてはいけないのだが、せめて無煙ロースターとか、暑い時期なのは間違いないので、天井に扇風機付けるとか、そういう基本的な努力はして欲しいと思った。
暑いので早々に切り上げて、パークタワーの方のボーリング場でイイ大人がボーリングに燃えることになった。流石に、堤義明氏が執念でデザインしたと伝えられる新館パークタワーは新しくてゴージャスだ。地下にボーリング場が有るのが、外資の高級ホテルには絶対無い発想で面白いが、なかなか大人の遊び場っぽい雰囲気で良かった。スコアは100に僅かに届かず。昔からこのスポーツだけはうまく出来ない。

  • 近くにあった芝増上寺のものと思しき門。夜見ると変な迫力がある。

しかし、ホテルのロビーからボーリング場までのえらく長い地下通路は、天井が高く、硝子張りで、えらくゴージャスな雰囲気だったが、入っている店は、日本のクラシックな高級ホテルに有りがちな、物産店とか聞いたこと無い婦人服の店とか、アジア雑貨とか、そういうのばかりである。直感的に絶対にペイしてないと思うのだが、それにしては、どこのホテルにもこういう店は入っている。
誰か収益構造を教えてくれないだろうか。意外に太い客が居るのかしらん。