こうして勝間も消費されていく。

 昨日あたりから話題になって、もうトピックとしては一巡した感もあるが、勝間和代TVタックルエヴァンゲリオン綾波レイのコスプレをした模様が放映された。

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○【画像】勝間和代のコスプレがヤバイ/ニュース2ちゃんねる

 彼女の元同僚が多く働いている僕の職場でも、原爆級の燃料投下になって、一頻り悶絶の騒ぎになった。やっぱり「断る力」より「やればできる」の方か、と納得している人も居たが、冷静なコメントの前に悶絶するのが普通だろう。僕は、熟女コスプレを注視する趣味は無いけど、彼女の自分マーケティングの行く末は注視している。彼女はこの前ひどい内容のビューティ本を出していて、僕はこれを見て、元マッキンゼーらしくMECEに(漏れなくダブりなく)ジャンルを網羅し始めているなと思った。この調子で網羅していくと、後は料理本くらいかと推察していたが、コスプレまで行くとは想定外だった。勝間和代の、一つの確立したビューポイントをあらゆるジャンルに適用し横展開していく、というやり方はよく当たった。また、その確立したビューポイントなるものはコンサルタントやアイバンカーの中では当たり前のものだったけれども、保守的な業界ということもあって、それをマスコミ受けする形にリパッケージして売り出す人を中々輩出しなかったから、その意味で彼女はエラい。ただ、さすがにビューティ本にコスプレまで来ると、そろそろネタ切れ感もあり、ほんとにネタが切れた時に勝間和代を貪欲な大衆は消費し終わるのであろう。対談相手の香山リカが、精神科医というビューポイントを同じように横展開しているのに、うまく消費のスピードをコントロールしているのと比べると、勝間和代の一発芸人並の消費のされ方はちょっと気にはなる。ただ、最初は本当に神秘的な美少女だったビビアン・スーは、途中バラエティに出始めて急速に消費されて飽きられたが、10年してまた昔の名前で復活のニュースが伝わってきたから、勝間和代が最初の賢そうなイメージをかなぐり捨ててバラエティ路線に突入していても、それを部外者が心配する程のことでは無いかもしれない。
 ところで、彼女の元同僚の一人がちょっと前に、オフィスで勝間和代の全身写真が載っていた日経に定規を当てて睨めっこをしていた。何してるんすか、と聞いたら、「昔一緒に働いていた頃は三頭身だったけど、今測ったら五頭身なんだよな。成長したよな。」と言っていた。あんまりそこは成長するもんだという話は聞かないが、さすがマック、ゼロベース思考である。