SONY α-100に迷う。
6日にSONYの一眼レフ、α-100が正式発表になった。スペックは、少し前からちょろちょろリークされてたのと殆ど同等である。少しだけSONYだけにキレたデザインのカメラが出るかもと思っていたが、とてもオーソドックスだ。ふむ。下記のMYCOMのが正しい認識と思うが、画像処理系等を除けば、実質的にはαSweet-D2である。コニカミノルタの時代に相当開発が進んでいたのだろう。ここまで作りこんでいるなら、コニカミノルタがそのまま出しても売れる気がする。勿体無い。
ソニー製「α」は7月21日発売 - レンズやアクセサリもソニーブランド
既報の通り、ソニーはコニカミノルタのαマウントを採用したデジタル一眼レフカメラ「α100」を7月21日に発売する。ボディカラーはブラックとシルバーの2種類。外観こそコニカミノルタの「αSweet DIGITAL」に似ており、CCDシフト方式の手ブレ補正機能も継承されているものの、有効1,020万画素のCCDが搭載され、新しい画像処理エンジンやCCDへのゴミ付着を軽減するアンチダスト機能など、ソニー独自の機能を搭載している。レンズは、同時に発表された21本のほか、コニカミノルタ製、旧ミノルタ製の全αマウント対応レンズを利用可能としている。
- 良さげな点
- 視野率95%、ファインダー倍率0.83倍というのはαSweet-Dと同じである。ファインダーの開発はとてもお金が掛かるので、全く同じファインダーであると考えて間違い無いだろう。αSweet-Dのファインダーは、PENTAXのには及ばないが、NIKON D70/D50や、Canon KISSデジタル等の、口悪い人曰く「くそファインダー」と比べると遥かに明るく大きく見やすい。僕のD50の最大の不満点の一つがこのファインダーで、マニュアルフォーカスがじぇんじぇん出来ないのだが、こいつならそこそこは出来そうだ。
- 名前がまともな点。僕はいっぱしの漢でありたいと思っている。漢は、sweetだのkissだのという甘めの名前のマシンを使う事は無いのである。口が裂けても、「カメラ何使ってるの?」「・・・kiss。」等という会話はしたくない。カメラの名前はつれない位にストイックであるべし。
- 545gという重さ。僕がカメラに求める絶対条件は、アフリカや南米、中近東などの秘境を旅行する時に供できる重さで、550-600g位が僕の機動力を阻害せずにいつも持ち運べる限界だ。これは合格。本音を言うと、Canon 30Dがもう100g軽くなって、EOS-7並みの重さに成ってくれると非常に嬉しいのだが。
- ツァイス Planar T* 85mm F1.4 ZA。これは改めて良さを言う様なものでも無いだろう。レンズ群は、16-50mm F2.8通しみたいなのが無かったので、これが純正で出るのを期待。
- 要確認点
- AFの速度・精度。コニカミノルタの入門機は、世界初のAF一眼レフを出した会社だが、お世辞にもAFが得意なメーカーでは無かった。ライバルのkissDも前ピン気味では有るし、ちょっと遅かったりするが、NIKONのAFには概ね満足している。αのAFの速度・精度がどんなもんかは触ってみないと判らないが、過去の経緯を踏まえると、NIKON並みは期待出来ないかもしれない。秘境の子供とか、被写体は待ってくれないので、コンマ1秒の追従が結構僕には重要だ。
- 発色。コニカミノルタの発色は、深く自然で、NIKONのパサパサした絵はもちろん、どこのメーカーより好きだったが、これは継承されたのだろうか。
- ノイズ。僕は余りノイズは気にしないが、少ないに越したことは無い。30Dのノイズレスっぷりは感動的だが、そこまで行かなくても、普通にA4・ISO800/1600が見れると良い。
- 操作系。やはり見たところダイヤルは一つである。D50も一つで難儀しているので、マニュアルで撮ることを考えると、D70sの様にシャッタースピードと絞り用に2つ欲しい。
- 調光。やはりNIKONのi-TTL調光に勝るものは無いように思われ、これにどこまでマッチしてきているか気になる。
こんな感じかなー。D50から1年経つと、やはりエントリークラスでもかなりスペックは進化するね。日進月歩のデジものらしい。D50は買ったばかりでは有るが、結構写真学校に行ったりなんだりで、既に色々と不満が出てきている。D70sが正常進化して、見やすいファインダーとノイズの改良が行われたD80が秋に出れば、即買いなのだが、カネの掛かるファインダーの改良よりは、どう考えてもマーケティング的に受けそうだけど僕には不要な1000万画素化が行われるだけの様な気もする。そうなった時にどうしてもD50に不満が残れば、このSONYのαはアリだと思う。銀塩はミノルタだったから、レンズも一部残っているし。KissDは名前問題とAFが今ひとつ気に入らないし、30Dは高性能で非の打ち所が無いが、ちょいと重い。D200は更なりである。どこかのメーカーで中級機を500g台で出してくれないかな。少々高くても軽ければ僕は買う。
ま、カメラの性能よりは腕前の問題が大きいとは思うので、とりあえずは今のD50を使い倒して精進すべしか。昔から暇つぶしに良く見ているアマナのサイト、fotologue.jpでは、
携帯のカメラでも素晴らしい写真をアップしている人が居る。表現は、機材じゃないってことだね。
○後日談