引き続き流れ悪し。

起きてみると、当然だが赤塚PAに居る。車中泊したのだから当然だが、余り気持ちの良いものでは無い。4時間程爆睡した様だ。

気を取り直して、ハンドルを握る。ここからスキー場までは東名→東海環状道→中央道と果てしなく長い道のりを経ないといけない。ノーマルタイヤだが、春も近いので、低地のスキー場なら行けるであろうと考え、車山高原に狙いを定めた。

しかし、雨がひどい。春先に移動性の低気圧が発達した様だ。春一番と同じ原理だが、一寸先はともかく、10m先が見えぬ。

winter downpour

昨日も流れの悪い一日だが、今日も流れの悪さと戦う羽目になる。伊北−諏訪がチェーン規制である。どこが雪やねん。どうみても雨だろう、これは。

伊北で大人しく降りて、一般道で諏訪に向かう。車山高原は白樺湖の近く。諏訪から北上するのが近い。この一般道自体は峠も越えたが雪どころか土砂降りで、残雪も殆ど無い。ここより標高が低い高速道路が何故チェーン規制なのか理解に苦しむ。

ゲレンデも雨だったら嫌だなと暢気に考えていたが、諏訪を越えてビーナスラインに入った頃、雨はみぞれに変わり、それは白樺湖では乾燥度の高い粉雪に変わった。まずい。これは「積もる雪」「滑る雪」だ。白樺湖周辺は綺麗に除雪されていて、晴れ渡った昨日であれば何の問題も無くアクセス出来たと思うが、気温マイナス2度の中の粉雪。ビーナスラインから車山高原におれる道に入った所で観念した。これ以上はノーマルタイヤで登るべきではない。登れる事は登れるだろうが、このまま降り続けば、滑った後、降りてくる自信が無い。

もちろん、チェーンは積んでいる。しかし、服装が間の悪い事に同窓会用にかなり小奇麗でかつ、値の張るものだった。この格好では泥にまみれてチェーンの取り付け作業とか、チェーンを付けないまでもグリップを増す為に空気を抜いたりする作業とかは出来ない。

服かスノボかという話だ。選択の余地は無い。僕は迷わずEPOCA UOMOのカシミヤウールのカーディガンを守る事を選んだ。これは正直ボード1日券の金額の5倍以上する。という訳でスキー場を目の前に再び敗走である。流れが悪すぎる。

悔しいので温泉入って帰った。湯川温泉・河童の湯である。地元のコミュニティ系の風呂で、露天は及第点。中に憤怒の形相をして体をこすり洗っていた老人が居たが、あれは何だったのだろう。(写真なし)

せめて更にうまいものでも食って帰るかと思ったが、時間は正午を回った。これでスノボに行ってないのにスキー渋滞にでも巻き込まれたら発狂である。混む前に談合坂は越えておくべきと考え、食事はパスする事にした。結局昼ゴハンは石川PAでタコ串と牛串とシロエビ寿司で済ませた。シロエビとは富山名物の小さな海老で、富山で食べればしびれる程旨いのだが、賞味期限が2週間もあるお土産用の寿司が旨い筈無かった。半分も食べきれず。

ゴハンは、腹が減ったので日比谷のJRガード下「つきじ喜代村」で寿司としたが、そこでも本日のお勧めとしてシロエビの握りが有った。興をそそられて、ここでも注文したが、ここも美味しくなかった。ついてない。

シロエビ握り

甘くて美味しいシロエビが僕を呼んでいる気がしてきたので、今度富山に行ってくる事とする。

今回のドライブは、総走行距離が700kmを超えた。今現在オペルの距離計は99,400kmを指している。100,000km越えは富山となるか。