二眼デジカメV570デビュー
買い物が有ったので、新宿に先ず行き、そこから日本橋に行って丸の内まで歩き、最後は品川に行くという全東京出没企画の一日だった。KODAKの小さな二眼デジカメ、V570を買ったので、これで色々撮りながらである。
マインズタワーのスタバ。密集した空虚さと手前の空間の対比が気に入って撮ってみた。
日本橋から三越を臨んで。1/2.5 inch CCDという事で被写界深度が深く、76mmとテレ端の方で撮ったが背景は全然ボケない。お気軽デジカメなので仕方なし。
同じく日本橋から高速を見上げる。逆光だが必要以上に白飛びしている。この高速は本当に経済優先だった日本の高度成長期を象徴する物体だと思うが、さすがに21世紀になって、地下化して日本橋にお天道様を拝ませてくれる方向になったと聞く。
これは広角23mmを活かしたカット。新丸ビルの建設クレーンである。クレーンはなぜか心惹かれるものがある。斜めにすっと伸びた姿が悲しいからだろうか。やや青かぶっているが、空はなかなかKODAKらしく美しい。
手持ちの1/3秒露出なので、シャープに写そうと思っていた時計塔もさすがにブレた。品川駅は再開発でぐっと巨大化したが、ターミナルとして歴史の無い分、非常に人工的で肌触り感の無い不思議な街になった。この冷たさがいい。
V570の実戦デビューだったが、広角23mmはかなり使える事が判った。28mmと比べてもワイド端の5mmは大きい。画質は暗部ノイズ乗りまくりで、周辺部も甘いが、そういう事を言ってはいけないデジカメである。少々高いが、価値はある。次は魚眼もついた三眼デジカメを期待する。