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桜 × iPhone5s

今年の3月は春らしくなくずっと寒いと思っていたら、突然地球は暖まり、桜が咲いた。命とは生か死かのデジタルな存在であって、花は咲くことで花になるのだ。 そして人間には二種類ある。スマホで桜を撮る人と撮らない人である。でも、桜を撮らない人はかな…

デルフト島で。

ボロ船 バスは桟橋に着いた。窓から吹き込む薫風が止まり、すぐに車内は熱帯特有の熱気が優勢となった。のんびりとバスを降りるタミル人達について、バックパックを背負って暗い車内から外に出ると、カッと昼の太陽が照りつけた。そこに海風が僕を包む。陽光…

デルフト島へ。

ベルベル人に会わなければモロッコに行ったとは言えない━━いつかそんな事を言ってた友達がいた。僕はそもそもモロッコに行った事無いけど、地中海沿いに住むアラブ人とアトラス山脈を越えた半砂漠に住むベルベル人━━語源は多分バーバリアンのそれと同じだ━━…

ターンベリー アイルサコース

伝説のターンベリー 二日目はターンベリーホテルGCのアイルサコースである(エイルサ、とも)。今回一番楽しみにしていたリンクスコースだ。米ゴルフマガジン誌のランキングでは世界18位であり、2012年のスコットランド・リンクスランキングで1位。今年は少し…

遥かなるナガランド

ナガランドはインパールのすぐ北にある。 大きな地図で見る 世界三大悪路 それは、悪路だった。トヨタ製の4WDは、いつしか毎時40kmを超えなくなり、そしてその上限は直ぐに早足で歩く程度になった。それでも身体はよく宙に舞い、そして左右に揺れた。踏ん張…

Day-8 遠い隣国スーダン。

今日はエジプトを発って、晴れてスーダン入りの日である。エジプトの恐怖の道路横断ともこれでオサラバだ。交通マナーの悪い国は多々あれど、これ程道路横断に気を遣う国は珍しいのでは無かろうか。90年代の中国も随分とスリリングだったが、まだ中国は車線…

Day-7 石の都

朝はルンルンで目が覚めた。本当にルンルンを買っておうちに帰ろうとしている若かりし頃の林真理子を瞬間最大風速で上回るルンルンっぷりだったと思われる。なにせ宿の名前は、Le Paris Hotel。ラクダ臭いカイロで何と花の都パリだ。名前通り、一人2000円と…

Day-5 超現実からの帰還

白砂漠でのキャンプは、浅めの眠りではあったが、快適に過ぎた。ベンチレーションが悪そうな旧式のテントだったので、どうなる事かと思ったが、砂漠の湿度が低すぎて結露しないのだろう。それとも、経年変化で痛んでいてナチュラルにベンチレートしてたのか…

Day-4 エジプトのアラスカ

朝が明けると、宿が手配してくれた砂漠ツアーへの迎えが来ていた。ガイド兼ドライバーの名前はハムディーと言う。車は勿論ランドクルーザーである。辺境を旅すれば、舗装道路を進むときはハイエース、未舗装道を進むときはランドクルーザーと世界の相場は決…

Hinokicho Park by 24-120mm f/4G

家から歩いていける距離の東京ミッドタウンへ、歩けと言わんばかりの涼しい日に、楽してクルマで行ったら、罰が与えられて駐車場でちょっとコスってしまった。ヒィィ。小判がまた飛んでいく・・。それはさておき、オクトーバーフェストのビールを飲ませるイベ…

北東北写真紀行

[NIKON D90 + AiAF Nikkor 24-85mm F2.8-4D] 三連休は、ふらっと当日思い立って秋田に向かい、八戸から帰ることにした。その間の宿は家を出てから考えることにした。北東北だから昼は暑いが夜はしのぎやすくなっているに違いない。最悪、クルマの中で寝ても…

ホイアン

ハノイを離れて中部のホイアンに向かうことになった。夜汽車で行って、飛行機で帰るいつものパターンである。ディーゼル2連、客室は4人コンパートメントである。ヨーロッパで言えば、二等寝台相当と思われる。ホイアンには鉄道駅は無いので、中部最大の産業…

ハノイ

ゴールデンウィークはカレンダー通り休めることになって、慌ただしく旅に出ることにした。イランや南インドに最初は狙いを定めたが、エアチケットが20万の余もする。さすがに5日間では勿体ない気がして、半額以下のベトナムに行き先を変更した。勿体ないとは…

ブライダルフォト

先週、後輩の結婚式のカメラマンを務めた。披露宴はプロの人をメインに頼んでてその押さえ、二次会はピンで担当という感じである。ブライダルカメラマンは何回もやったことあるけど、メインでやるのは決して簡単な仕事では無い。記憶よりも記録を優先して、…

最近のごはん撮り。

日記代わりに、ごはん撮りをしている。同じ事してる人は多いと思う。別にどこかにアップロードする訳でも無く、デジカメに貯め込んで、たまに見てその日を思い出すだけである。昔はよく携帯カメラ使ってたけど、メインの携帯を落として無くして以来、iPhone…

飛行機とゴルフ

ときおり、ゴルフ場の上を飛行機が、轟音を立てて飛んでいく。人口稠密なる地域の周縁で、飛行場とゴルフ場は空き地を争うからである。成田空港は、三里塚カントリークラブと農地を潰して作り、前者は代替地に移転し、名門鶴舞カントリー倶楽部になった。 [C…

草津の風景

これまで草津にはかなりの回数行った。だが、泊まったことは無い。大学時代から社会人初めにかけて、車中泊か交代で夜中も走ることを前提とした、通称“修行ドライブ”をよくしたが、お金が無かったから、草津みたいな無料で24時間の外湯がある所を、よくお風…

前世紀ニッコール28-105D良い!

先週末に丁度11年前、前世紀末にデビューした古いニコンのレンズを中古で買ったと書いたが、この週末、ぶらぶら歩くのに、昨年出たばっかりの最新式のデジタル一眼レフD90に、このAiAF Nikkor 28-105mm/F3.5-4.5Dという長い名前のレンズを付けて持ち歩いてみ…

DX標準ズーム対決

D700というフィルムサイズのセンサー(ニコンではこれをFXフォーマットと呼ぶ)を積んだ重いカメラを使うにつけ、もう一台持っているD90という一回り小さなセンサー(これはDXと呼ぶ)を積んだカメラの軽さが恋しくなる。FXにはFXなりの高感度やボケ味などの良さ…

向島旧赤線地帯を往く

向島には、むかし赤線があった。向島は花街で有名で、芸妓の居る料亭も多かったが、その近隣の玉の井というエリアは私娼窟が集まった娼館街だった。往時は、この玉の井に500件もの娼館が存在したと言う。それが東京大空襲によって丸焼けになり、たまたま近隣…

仕事の合間

金融業界で、この金融危機の影響を受けてない所は無いと思うが、それで暇になっているファームと、忙しくなっているファームは、きっちり2つに分かれる気がする。ただ、仕事は抱えているプロジェクトによっても違うから、多忙か否かは、むしろファームという…

4日目。カラカス→コロ

さすがに一晩寝ると、ドキシサイクリンも抜けて、極めて快調である。抗マラリアタブレットも二日酔いみたいなもんである。そこで朝7時、夜明けとともにリベンジを期して観光に繰り出した。生意気にもカラカスの町には地下鉄が走っておる。標準軌、第三軌条の…

3日目。ボゴタ→カラカス

Aviancaの機内食は比較的美味しく、ブラジルで食べたような豆のスターチと煮込んだ肉だったが、これはナイスだった。基本バックパッカー的旅行に出るならエコノミークラスしか選択肢は無いのだが、僕の数あるエコノミークラス機内食経験の中でもAviancaのこ…

2日目。LA→ボゴタ

いつも通り寝坊して、昼からホテルのメインダイニングで朝飯を食った。昨日の晩にイタリアンに行ったばかりなのに、どうにも朝からハンバーガーは無理で、またパスタを注文する。果たして出てきた代物は、アルデンテでは無かったが、味付けは悪くなかった。…

1日目。成田→LA

今年も12月は忙しかった。師とまで偉そうな身分でもないのに、走ってばかりいた。昨年も忙しかった。その前は、ハプニングに追われ、さらにその前はディールが佳境だった。2004年は仕掛った話は幾つかあったが、比較的ましだった気もする。ただ、その前はや…

大分再訪 其の二

○前編はこちら→2008-10-29 大分再訪其の一 さて、朝湯に浸かり、長湯温泉を立ち去った後、目指すは九重の大吊橋である。長さも水面からの高さも日本一、という歩行者用吊り橋だ。群馬もいい温泉にいい橋あるが、大分の方が双方上手かもしれない。四万十川の…

大分再訪 其の一

週末に大分を訪れた。前に大分に行ったのは3-4年前のGWで、その時は遅ればせながらの47都道府県コンプリート達成の瞬間であった。大分が最後になってしまったのは、九州のメジャーな交通はどうしても東シナ海よりなので、そこから外れる大分や宮崎は、そのも…

シャープに戻れない理由

10万近くしたiPhoneが水没した。今は大量のシリカゲルぶち込んだ調理用密閉タッパーの中で養生している。AppleCare Protection Planは、水没をサポートしないそうだから、これで復活しないとまた6万円の余がかかるそうである。携帯を水没させる間抜けな人の…

作例とまではいかないが、D700の日々。

[NIKON D700 /AF-S VR Nikkor 70-300mm F4.5-5.6G /220mm F5.3 /D2Xmode1] 代官山にて散歩中、あいにくの曇りだったが、花は鮮やかだった。今回初めてflickrに装備されたオンラインフォトレタッチのpicnikで若干レタッチしてみたが、普通に使える。 ここんと…

D700ですとも。

発売日より一日前に手に入れた。ここんとこちょいと忙しいので、詳細なレビューは後ほど、という感じだが、とりあえず週末使ってみて、D700、素晴らしいカメラである。買う前まではD80持ってるし、フルサイズって言っても、望遠に強く、システムがコンパクト…