紀尾井町ぶらぶら歩き

今日は気持ち良く晴れた一日だった。この所の多忙さのストレスも有り、いつもの様に紀尾井町に寄った後、少し歩くことにした。15分間のサボタージュである。

たんなる散歩の積りだったが、なかなかこの界隈は、東京・江戸でも最も古くから開発された地域だけ有って、なかなか面白いものが多く、ついついこの所ポケットに常備しているV570で撮りながら帰ってしまった。

地名マニアとしても、ポイントが高い。紀伊家・尾張家・井伊家のお屋敷が有った故に紀尾井町。その位の歴史を背負った地名の所に住んでみたいものである。学生時代、国立市西一丁目という住所の時はほんと悲しかった。国分寺と立川の間で国立、その西側。その名前は呼吸していない。

さて、写真の方だが、

a tree swims in the sky
[KODAK V570 23-117mm F2.8-4.4]
大久保利通公が凶刃に倒れたのも紀尾井町であるが、その碑の前のタブの木の剪定度合いは面白く、宙をつかもうとする様であった。

Hotel New Otani.
[KODAK V570 23-117mm F2.8-4.4]
強い個性の無い東京の高層建築の中では好きなほうである。ホテル・ニューオータニ。優美なラインだ。

Gate of Kioi-cho
[KODAK V570 23-117mm F2.8-4.4]
なにやらお屋敷めいた所の門の装飾である。古びた感じがただならぬ様子を示す。今は古語となった「洋館」という言葉が黄泉返る。

Garish object
[KODAK V570 23-117mm F2.8-4.4]
紀尾井町を抜けると、赤坂見附のけばけばしい町並みだ。この色使いは気が狂っているのか。注意を喚起する赤は仕方が無いが、この明るいグリーンと合わせて出されると癲癇を起こしそうだ。グリーンではなくて、UPSのトラックの様な落ち着いたブラウンなら、工事現場も品が出るだろうに。

Hie Shrine
[KODAK V570 23-117mm F2.8-4.4]
皇室守護の神様、日枝神社である。V570は露出アンダー気味で撮ると、空のブルーは美しい発色になる。東京では無い色合いを示すが、横に聳え立つビルが都心をアピールする。

なかなか楽しい散歩であった。忙中閑有り。明日は仕事上ここ数ヶ月の最重要日になる。