TANITA Innerscan 50

bohemian_style2006-03-21


少々先週末は小難しい事を書き過ぎたのでユルい内容を今日は書こうと思う。もともとサービスとお金の関係を中心に地味に書こうと思っていたが、注目度の高い時事ネタという事も有り、いきなりヒット数が上がっていて驚いた。

世の中にM&Aとかバイアウトファンドに関するブログは、今現在更新されているものはほんの少しだから、希少価値は高いのかも知れない。実は、バイアウトファンドというのは、投資先の選定についても、自社の立ち位置についても、Dark side, Dark industry が良いと言われていて、基本的に表舞台で派手にやるとあんまりうまくいかないとされている商売なのである。従って、ブログでバイアウトについて語るというのは、そもそもこの商売のKey factor of successとは相容れないとも思われ、ゆえに業界にブロガーが少ないのだろう。

さて、ここからが本題である。実家を離れて12年、体重計というものには縁遠い生活を送ってきた。年に一度の健康診断とか、温泉にふらりと行った時位しか、自分の体重を知る機会は無かったという事である。温泉に寄る時は、たらふくご飯を食べた後だったり、馬肥える秋だったりで、結構げっという数字の場合が多いので、基本的には余り体重計にはお目にかかりたく無いと思っていた。

しかし、齢30を越えた段でトークにも健康ネタが増えてきたりして、若い若いと思っていたが、そろそろ自分の基礎体重(?)でも毎日量っておくかという気になり、とりあえず買ってみたのがタニタのインナースキャン50である。タニタという社名は気になる。二つ合わせてニタニタ、みたいで。

世の体重計市場は、オムロンタニタの寡占マーケットの様である。このインナースキャン50は少なくともビックカメラ有楽町店で売っているタニタの体重計の中では最も多機能なものであり、これに対応するオムロンの商品はからだスキャンなるものであった。機能としては骨格筋量の計測有無位しか違わなかったが、オムロンのは体脂肪率を計る為に手持ち部分があって、面倒くさそうなので、乗るだけで体脂肪まで計れるタニタにしてみた次第である。店員も精度に大きな差は無いので、気分的な問題と凄い事を言っていたし、タニタが相対的に小型で、絶対的には「家電」だが、相対的にはシンメトリックでまともなデザインだったのもプラスになった。

買って3週間くらいだが、これは面白い。毎日体重を50g単位で量るのは人生初体験だが、大体55.20〜56.70kgの間の1.5kgで動き、体脂肪率は、11.8-13.5%の間である。食べ過ぎると確実に56kg台に乗っていて、結構本気で後悔したりと、自分の食生活のディシプリンになる。

あと、このインナースキャン50には、内臓脂肪量と身体年齢の算定の機能があるのだが、なんと内臓脂肪量は、53段階中1。つまり最低ラインという事である。なんにせよ1番は気持ちいい。身体年齢に至っては毎日18歳である。まだ実家の時分だぞと。

この身体年齢の計算式をちょっと見てみたいのだが、たぶん年齢とBMIと内臓脂肪量などから重回帰分析をしているのだろうが、1次式でパラメータの変動がリニアに結果に反映しているものと思われる。

そもそもこういった高価・多機能な体重計を買う人は体重を気にしている人なので、そういった人向けに、悲惨な身体年齢を呈示して、ユーザーのマゾ心を満足させることが、購入後の顧客満足度を最大化させることとイコールであり、その様なコンセプトは間違い無いと思われるのだが、逆に僕の様なスーパースキニーな人に取っては、「?」という結果が出てしまう。まぁ気分はいいのだが。

最後に自分の基礎代謝が出るのはなかなか素晴らしい。1,350kcalとのこと。大体一日1,500kcal位しか食べてないので、そりゃ太らないね、と改めて思った次第である。