ナイロビの蜂

bohemian_style2006-06-04


先週、瞬間の記憶を見に行ったら一杯で、不本意ながらブロークン・フラワーズを見て、この解釈を観客に委ねる横暴な映画にイマイチ欲求不満に陥ったので、2週連続映画館を訪れた。ナイロビの蜂である。

今日は珍しく完全に日記で、つらつらと書いていくが、何を隠そう僕は筋金が二本も三本も入ったレイチェル=ワイズ好きである。スターリンググラードで恋に落ちて、ニューオーリンズ・トライアルでノックアウト。筋金が入りすぎて鉄筋量偽装なんて思いもよらないのだよ。
しかし、中学生の頃から知的っぽい女性に弱い。日本人の女優だとここ数年一番目に黒谷友香を挙げているが、今考えるとおんなじ系統の様な感じがしてきた。でも、小雪はあんまり好きじゃないんだよなー。

しかも、1年半前にタンザニアに行って以来、アフリカloverになっている。いつか僕はアフリカに移り住んで、海沿いか果てしない高原で小さなホテルを始めると思っている。これはもう見るしか無い映画だと思って見に行った。

私的なblogとは言え、あんまりストーリーをベラベラ明かすのも何なので、結論だけ言うと、mixiの自己紹介の好きな映画に入っている4つに更に加えようかと思い出している位良かった。その4つにはドイツ映画である、「名も無きアフリカの地で」が入っているが、それよりも良かったかな。

ラブストーリーなんだけどハードボイルドで、クィーンズ・イングリッシュとアフリカの風景、音楽が好いスパイスになっている。あと、ストーリーが単純じゃなくて、微かな救いの有るunhappyな話ってのもかなり自分のツボ。ダンサー・イン・ザ・ダーク位の僅かばかりの救いが僕のマゾ心を最も刺激する。月曜元気良く出社しよう!という人以外にはお勧めである。

あと、最初に結末を提示して、その結末に至る経過を淡々と追っていく展開が2度繰り返されるけど、これは本当に胸が締め付けられる様な悲しさを形作っていた。同じフェルナンド=メイレレスのシティ オブ ゴッドも非常に悲しい映画で、悲しさの速いテンポが非常に印象的だったけど、こちらは非常にスロウな展開ながら、じわじわとした悲哀が美しい映画だった。

話は異常に飛ぶけど、英国に生まれたら職業は外交官だよね、やっぱ。日本に生まれたら、ちょっと即答できんのが辛いが、プラントエンジニアなんてのがエキサイティングかも知れない。職業が決まったら、あとは、革命家の若い嫁希望。
単に、英国外交官+レイチェル=ワイズの旦那役というレイフ=ファインズが羨ましいという話なのでした。