ホテル阪急インターナショナル

月曜日は大阪、火曜日は淡路に出張する。
大阪でのセッションは、午後イチからなので、普通に行けば月曜朝からで間に合うのだが、早起き嫌いなのと、割と重要なセッションだったので台風の影響だ何だで予定が狂うのも避けたいため、前泊する事にした。
セッションが、中津だったので、宿は程近いホテル阪急インターナショナルに取った。ここは昔から好きなホテルである。以前、海外のホテル専門誌でホスピタリティ・アワードを何年か連続で取ったと記憶しているが、さほど大きくないがアップスケールのいいホテルだ。ホテル内はヴィクトリア調にまとめられている。以前、アメリカ人と一緒に泊まった時に、ここはヴィクトリア時代に建てられたのか、と真顔で聞かれて可笑しかったが、それ位まじめに内装を作っている事の証左である。
阪急梅田駅隣の新阪急ホテルは極めてベーシックなビジネスホテルだが、ここは全室ジュニアスイート仕様以上の高級ホテルである。これらを同じブランドでビジネスをするのが日本らしいと言えば日本らしいし、関西における阪急ブランドの有無を言わせないプレゼンスを示していると言われれば、そうかも知れない。
部屋はジュニアスイート仕様だけあって、広くて落ち着いた雰囲気だ。ツインのシングルユースで泊まったが、40㎡位有るだろうか。

[SHARP 904SH/35mm F2.8]
・素敵な室内の工夫の無い構図のショット。
シャワーブースも独立していてポイントが高い。僕は実家が旅館で、準和式で育っている故か、どうにもシャワーとバスタブが一体だと、気をつけていても浴室の床をびしゃびしゃにしてしまう事が多い。勿論シャワーカーテンを使って、普通にやっている積りなのだが、あれはうまく床を濡らさずにシャワーに入るという事が可能なものなのだろうか。インフォプラントでも使って、アンケート取ってみたいものである。
33階に陣取ったので夜景も綺麗である。梅田では、リッツもウェスティンも夜景がいいが、甲乙付けがたい。

[SHARP 904SH/35mm F2.8]
・大阪駅北にある広大なJRの操車場が見える。
あと、唯一ケチをつけるなら、ベッドは改善の余地がある。別に悪くは無いのだが、特筆すべきでも無い。ただ、旅先というのは疲れるものなので、素晴らしい寝心地のベッドが有って初めて、家での睡眠と同等という感じである。その観点で行くと、ウェスティンのヘブンリーベッドは、とにかく"def"という感じの素晴らしい寝心地で、高級ホテルのベッドはかく有るべきと思う。基本的にホテルは寝に行くものなので、ちょいとそこに研究が有ってもいいかと思うのである。
ただ、ベッドを考慮に入れても、いいホテルなのは間違いない。僕はアメリカ系や日系に多い、1000室とかの巨大なホテルの無機質な感じが嫌いで、アップスケールセグメントのホテルに泊まる時は努めて小さいホテルに泊まるのだが、ここは小さいホテル特有のアットホームなサービスと統一されたテイストの雰囲気が有って、ここを選んで良かったなといつも思う。とても僕は気に入っている。