Googleストリートビューに関する補足

前のエントリに関して、2つだけ補足。

○前のエントリ/Googleストリートビューの本当の革命

 これは、Googleストリートビュー内広告は話としては面白いが、平均サイト滞在時間をぐっと上げることがビジネスとしては必要条件になるだろう。その為には、今の探し物サイトから、平均サイト滞在時間で上位に来る物販やSNS的な要素を取り入れて脱皮しないと難しいと思われる。アイディアとしては、現実をベースにしたメタバースとして、セカンドライフ化し、グリグリ見て回ってる人がアバターで見えたりする様になるチョイスもある。
 Googleは動画共有もスチルの共有サイトも、IMもブログも持っているから、メタバースとなるインフラも有るし、より現実生活に即し、すぐにその人が知れる付加機能も、自社内で提供できる。アバターをクリックすると、最近投稿した写真からエントリまで、ばばっと一覧できれば、その人の考えている事、やっている事がすぐ判る、という算段だ。
 メタバースっぽくは無いが、ドラクエ3みたいに人間は仮想世界でも現実に即した方が馴染みやすい筈だし、2次元に違う人格を求めず、オープンなコミュニケーションを好むタイプの人間にはウケるかもしれない。

  • 法的側面について

 最後にちらっと触れた法的側面だが、どうやら建物は当然に著作物だが、建物を建物として複製しない限り、著作物としては保護されず、二次利用が可能らしい。つまり、建物の写真を撮っても、写真の著作権は撮った側にあるということだ。Googleストリートビューが、初期投資して、結構な地域カバレッジで当初からサービスインできた背景には、この法的安定性もあるだろう。

○AllAbout/Web素材(ご参考)