パーティ対策

 大学の同期夫妻のBabyが1歳を迎えたことで、遅ればせながらの結婚式3次会とか、OB/OG会とか、イベントの告知とか、色々兼ねれるものは全部兼ねて週末にランチパーティが表参道であった。昼のパーティには良い季節である。
 ほとんどが33歳±2歳という参加者だったと思うが、そろそろジュニアが居る率が10%を超えたが30%には届かない、という様な感じだろうか。男子はまぁ子供が居てもそう変わらなかったりするのだが、女子は仕事と子育てで大変な年頃なんだと思う。その中で、大学の先生になったり、総合商社ウーマンに復帰したりと、キャリアのステップの裏に隠れた苦労は計り知れないものがある。両方出来るのも素晴らしい体験、と自ら体験として語る友人もいるし、第三者としてもそう言ってはみたいものの、今の日本の子育て支援に関する現状がお寒いことは十分知っているから、こちらからそうは軽々しく言えないのは寂しい限りである。なんか日本語で無くて英語だと、軽々しくポジティブに言えそうなのは気のせいか。
 ま、そんな大人の事情とは関係なく、子供は元気良くて、それだけでパーティは盛り上がった。子供は与える対象ではなく、子供から与えられるものである、と誰かが言っていたが、その通りかもしれない。
Flowers and a baby

  • 子供を撮ろうと思ったのだが、カメラは花の方が好みだったらしい。

 さて、子供が出来るとやっぱり記憶にも記録にも残したいから、ここ数年、ハイビジョンデジカムとか、デジタル一眼レフ(最近ガンレフと言うそうな)が売れているのはそのせいらしい。確かに団塊Jr.が30代中盤くらいで丁度子育ての時期を迎えていることは、これらの映像プロダクトの売上に大きく影響しているだろう。また、30前後になると、20代前半の駆け出し時代より仕事の自由度も収入も上がって、旅行に行きやすくなるから、それで良いカメラ買う人もいる。僕はその口である。実際、このパーティにも、何組か一眼レフを持ち込んでいる友人がいた。もちろん、僕も持ち込んだのだが、一眼レフ所有派にも普段撮らない様な絵が渡せるといいなと思って、レンズは標準ズームに加えて、AiAF Nikkor 85mm F1.4Dという大口径単焦点を選んだ。ニコンを代表するポートレートレンズだが、評判通りバストアップでふんわり背景ぼかすのには、このレンズが一番使いやすい。開放で撮ると睫毛にしかピンが合ってない時も多い、極薄の被写界深度はこのレンズならではである。ただ、実際撮ろうとすると、このレンズ、設計が古いだけにD700の大容量のモーターをもってしてもオートフォーカスが子供の速い動きに追いつかず、ピンボケ量産だ。大人撮りにはいいのだが、そろそろAFの速い超音波モーターにリニューアルして欲しい時期である。
 あと、このパーティ、結婚式シリーズも兼ねていることもあって、ジャケットは着た方がいいのかとか、そこまでフォーマルじゃないだろとか、色々服装には当日楽しく悩んでしまった。それで、丁度バセットウォーカーのスウェット素材のジャケットが、買ったまま放置されていたのを思い出したので、カジュアルとフォーマルの境目ということで、これをアウターにチョイス。他にも冬場に買い込んで、まだ着てない服が大量にあったので、それをまとめてデビューさせることにした。リーチに裏ドラ、ジャケットにはタイということで選んだディオールのショートタイは、気に入って衝動買いしたのに、翌週メンズ・ノンノ別冊の表紙でキムタクとかぶったのを発見して、なんとなくの意気消沈で死蔵しつつあったものである。気にする方がアホである。綺麗さっぱり在庫を放出したが、果たして全体としてコーディネートが成り立っていたかはイマイチ自信は無い。というか、気にしないことにした。パーティルックは突っ込まれる位派手な方が良い。
 地味な品の良い格好より、やっぱりモード、というのは最近の思うとこだけれども、それにはカラダの方のメンテも必要というのは、実際着てみて思ったことである。夏に向けて、エネルギー消費と化学物質の投与が必要だ。
Back to MODE
[NIKON D90 /SIGMA DC 17-70mm F2.8-4.5]

  • ジャケット: バセットウォーカー
  • シャツ: ナラ・カミーチェ・ウォモ
  • タイ: クリスチャン・ディオール
  • ショートパンツ: ドルチェ&ガッバーナ