移動する。 - 漂流する身体。

起きたら元気だったので、自転車で麻布十番から丸の内へ向かった。時計の修理にカバンの修理が上がってきたからである。

その途中、最近お気に入りのV570で色々と撮ってみる。

新橋ガードである。かつては扇形に素敵にデコラティブだったのかも知れないが、既に朽ち果てつつある。扉を開けてみたい衝動に駆られる。

空中に猫が居る。みゆき通りは油断ならぬ。見つめて微かに笑っている。

無国籍な建築物。それが国際フォーラム。ここに都庁舎が有った事を覚えている人はどの位になっただろうか。今の都庁舎の持ち主は、真にナショナルな物こそインターナショナルになれると立派な事をかつて言っていたが、ナショナルを感じる近代建築は余り多くない。
手持ちでこの暗さで撮ったがうまくいった。

これが国際フォーラムに聳える通称「国際化の壁」である。サラダボウルの様な国際社会において、理解しあえるかどうかは、アミダくじみたいなものである事を表象している。

いまにも金属が脈打ちそうなセクシーな風景。嫌いじゃない。

このオアゾで修理に出していた時計を回収する。ねじが緩んでいたとのこと。銀座のPRADAでもカバンを修理から回収した。A4サイズでも入るので、PCを突っ込んでいたと説明すると、それは重いですねと店員が笑っていた。カバンなのに重いものを入れるなとなると逆に困る。

用事が有った地域が地域だけに、今日はうっかりと有楽町阪急のEPOCAに寄ってしまった。ここんとこ倹約を旨とするため、この様な危険スポットには寄らないで居たのだが。

計7万円。

まことに危険である。