904SHでもgmail使えます。

ITmediaにこんな記事が出ていたが、ソフトバンク904SHでもgmailは使えている。

Gmailが国内でもau携帯電話に対応、ドコモとソフトバンクは利用できず

 Gmailが、国内でもau端末のWebブラウザで利用できるようになった。一度ログインすれば、アカウントとパスワードの入力が不要になるなど、携帯電話でも便利に利用できるのが特徴だ。
 2.7GバイトのWebメールサービス「Gmail」が、国内でも携帯電話に対応した。編集部ではau端末のWebブラウザで利用できることを確認した。NTTドコモiモードブラウザとソフトバンクの標準ブラウザでは利用できなかった。

○IT media

こんな別の記事も同じくITmediaに有ったが、こちらもauだけと主張している。
○ みんなが調べた「Gmailが使える携帯」

 僕の904SHの標準非フルブラウザであるNet Frontでも大分前から使えているので、auだけでは無い事は実証済みである。ゆえちょっとした誤報なのだが、一工夫は必要だ。
 普通にgoogleからモバイルgmailのサイトにアクセスしてみても、クッキーを有効にしろと怒られてしまう。クッキー有効にしてるのにぃと嘆きたくなるが、アドレス表示を見ると、ボーダフォンのプロクシ(https://secure.vodafone.ne.jp)が勝手にささっているのが確認できる。どうもSSL経由にリダイレクトされてしまうらしい。確かにこの状況だとクッキーを食べれない。

https://mail.google.com/mail/x/

 解決方法は、ここに直リンクで入って、ブックマークし、ログインすれば実は大丈夫という単純な話なのである。何回かに一度はIDとパスワードの入力を求められるが大した話では無い。

 会社アドレスに来たメールをgmailに転送しだして随分経つ。12-24ヶ月には一度はクラッシュするノートPCのHDDではなく、個人が利用できる中で最もセキュアかつ大容量であろうgmailにバックアップが取れ、かつ日本語環境さえあれば、過去からの膨大なメールがgoogle Desktop検索エンジンで検索できるこの環境は、僕の働き方を一変させた。携帯からも、SIG3からも、家からも、会社からも、モバイル環境からも、場所と端末を問わず単一のデータにアクセスできる。これはやっぱり凄いことで、それまではJIGメーラーでPOP叩いていたが、gmail見れる様になったら、すぐにそちらに移行してしまった。あとは、モバイルgmailからも、差出人欄を転送元のアドレスに出来たら完璧である。こうなったら殆どJIGを使う理由がなくなるだろう。
 ここから少し脱線するが、スプレッドシートワードプロセッサgoogleが提供を始めた様だし、これでプレゼンテーションソフトが入れば、通常のビジネスにおける分析と文書作成は全てネットワークコンピューティング可能な時代になるかもしれない。いつ壊れるか判らないノートPCを持ち運ばず、ブラウザさえあれば、googleが提供するストレージに保存したデータを同じくgoogleが提供するソフトウェアで加工し、googleが提供するメーラーで送受信する。また、バイアウトファンドは分散的にプロジェクトベースで働くスタイルだから、外部のプロジェクトメンバーとファイルを共有して作業することも出来るし、分散的に加工されているファイルを検索することも可能だ。
 このモデルの中でgoogleが広告だけで儲けられるかは判らないが、AJAXとブロードバンドが、ようやく95年にOracleがブチ上げたネットワークコンピューティングとシンクライアント(的なもの)を実現させるようだ。

○何をブチ上げたかはこちら→ZD NET Japan

 しかも当時想像していた「シンクライアントによって端末コストは激安になる」という以上のインパクトを社会に与えるとは想像もしていなかった。当時僕は文系の学生だったが、生意気に高校時代からSUPER ASCIIとかを読んでおり、Oracleのこの構想に興奮し、CorelがグラフィックソフトをJAVA化したりとか、その進捗にも注目していたが、久しぶりに当時の高揚と同じ種の感情をここんとこ感じている。

 14日のブログで、適職は商社マンとか書いたが、深い付き合いでない人に最もよく言われる適職はIT系かも知れない(合コンで一番言われるのはアパレルかな・・)。本人的には、ITにせよ何にせよ、大きなインパクトを持つ事象の社会に与える相互的インパクトとかには興味はあれど、PCを長時間使う事自体は、実は相当億劫で、間違ってもプログラミングが出来るほど構造的な頭の出来はしてなかったりする。国語しか得意科目の無かった若かりし頃ってそのまま引きずって社会人になるのだな、と思う今日この頃である。