体重

　金曜の夜に焼肉を食べて、そのまま寝ついて、起きたら土曜の16時だった。ベッドから起きるのも一苦労な位、お腹が減っていて、まさしく自分を食べている状況だったようだ。そこから、トイレに2回行って、出すもの出してから体重計に乗ったら、55.7kg・体脂肪率12.7%と、久しぶりの55kg・12%台を見た。これが空腹時・トイレ後ということで、僕のいわゆる「乾燥重量」ということだろう。
　今年、衣替をしたら、生まれて初めて、つい9ヶ月前まで着ていた服の胴回りが軒並みきついという体験をした。ここんとこ57kg台の中盤の体重が続いており、9ヶ月前は大体55kg台だったから、大体2kgのゲインだが、それが殆どお腹についたと見える。それが、2kg落とすのはきついなと思っていたのだが、乾燥重量が55.7kgということであれば、1kg相当分くらいは同じくここ数週間続く便秘のせいの様な気もするので、正味脂肪を落とすのは1kgということになる。1kg位なら、夏の間の食欲減退と、ビーチにおける競争力回復の為の筋トレですぐ何とかなるだろう。そういう訳で、首尾よくダイエットを先送りした僕は、さっそく讃岐うどんを食べに出かけてしまった。
　実は、もう一つ今あんまりダイエットに励まなくて良い理由もあって、それはバックパッカー旅行である。昨年のガーナ・コートジボアール旅行は、その成果が如実に表れた旅行だった。15kgになるバックパックを背負ったり、暑い国で一日平均10km以上歩いたりしていたら、結構もりもり食べていたにも関わらず、帰国後の体重は53kg台になっていた。体脂肪率は10%である。ふと鏡を見たら、痩せているというよりは、マラソンランナーの様な引き締まった体になっていて、別人の様だと思ったのを覚えている。今の身長である178cmに達した後、最も痩せていたのは食べられなかった大学時代の49kgだが、その時よりは重いにしても、筋肉がついての53kgは極めて快適で、階段を上がるとき等は、体が軽くて飛ぶ様に上がれたものだ。
　今年も9月なのか12月なのか、長期の旅行に出ようと思っている。それを考えると今きつい思いをして、食事を制限しなくても、その時まで安楽な暮らしをエンジョイし、旅行で一気に絞って完全体になるのが明らかにラクである。そういう訳で、夕食はタイ料理を満喫してしまった。
　旅行後だけの絞られた体重と、それ以外の年の大半のしまりの無い体重と、どちらが標準値と言うべきかはまだ結論が出ていない。