Windows7

 次期ウィンドウズの正式名称が、Windows7に決まった様である。僕が初めて見たWindowsは2.11だったと思う。Aldus PageMakerのおまけに付いていたOS程度の認識だ。まともに使ったことあるのは、3.0が最初だ。それ以降、3.0→3.1→3.11と3%位微増したかと思いきや、急に30倍に増えて95となり、また98と3%程度微増したかと思いきや、いつのまにか2000と、20倍になった。
 基本、Windowsの後に付く数字は増えていくので、次は微増パターンで2010とか、或いは20〜30倍パターンで、Windows40000とかであるべきなのに、遂に史上初の数字減となる「7」である。世界中のソフトウェアを探しても、ブランド名の後の数字が減少した事例は相当レアだと思われる。
 では、なぜ「7」なのかと。それは、CNETのこの記事が最も詳しいので、僕からの説明は割愛する。

○「Windows 7」、バージョン番号「6.1」の意味するもの /CNET Japan

 要は、Windows3.xの後継であるWindows9xは、Windows Ver.4に相当し、2000/XPが5、VISTAが6なので、次は7ということである。
 ここまで来て、ふと思ったのだが、VISTAの最初の2文字は「VI」だ。「VI」は、勿論ローマ数字で「6」という意味である。ロングセラーであったXPの後継OS、通称“Longhorn”の正式名称が、「VISTA」に決まった時は、なんでVISTA?と皆思ったものだ。“VISTA” とは、イタリア語で「眺望」という意味で、マイクロソフトによると「混乱を解消し、あふれる情報を整理し、未来を垣間見せる」ことにちなんだ、とのことだが、この説明で「ああそうか、納得。」と腹落ちした人は誰も居なかったと思う。今になって思えば、これは要は開発バージョンがWindows Ver.6ってことに引っ掛けた名称だった、というのが正しい理由なのかも知れない。何か、とてもマイクロソフトらしい、メカニカルなセンスの香りがする命名である。