スイーツ脳男子

例の婚殺事件に関連して、2ちゃんを見ていたら、こんなコピペを見つけて爆笑してしまった。

置かれてる環境的に女の人と知り合うことは多いんだが、
なんかここ1〜2年、俺、30半ば毒スイーツ数人にたて続けに言い寄られてるのな。
で、冷静に考えると似たような特徴があるような。

  • けっこう金持ちの家の子が多い。
  • 20代半ばで結婚を一度目論む。→失敗

(男がスイーツとの今後の生活のプレッシャーに耐えれず逃げたと思われる)

  • 就職後数年で職を辞し、短期語学留学=遊学(笑)
  • 留学先はフランス、イギリス、カナダ等、耳ざわりのよいスイーツな諸外国。
  • 帰国後はしばらくニート。その後なぜか留学して学んだ経験とはあまり関係ない職に就く。
  • 遊学しただけなのに「○○に居た時は〜」って言うのが口癖。
  • ドイツに留学したことは無いのに、何故か車はドイツ車が好き。
  • 食事の時にたしなむお酒は何よりワイン、シャンパン最高。ワインセミナー等に通ったりもする。
  • 酒は強し。奢られることが何より好き。
  • 酔っぱらうとキス魔になる。
  • 最近、ゴルフを習いだす。
  • セックス&ザシティがお気に入り。

まだまだもっとあるような気がするけど、大体こんな感じ。
ワイン・スイーツ・留学・ゴルフが共通項


このコピペに加えて

  • 最近、着付けを習いだす。
  • 酔うといい歳こいて自分のことを下の名前で呼び出す。
  • 意外に長女が多い。



さらにこのコピぺに付け加えて

  • 自分達のことを「女子」とよぶ
  • ただの陰口ばかりの井戸端会議を「ガールズトーク」と言う。

 以上だが、話の合う女友達の顔が何人かぼわんぼわんと浮かんで消えた。年代的に、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」見てサルサ習ってた、というのも上記の条件に入れたい所である。毒スイーツというのは、独身「スイーツ(笑)」という単語を指しており、このスイーツ(笑)という言葉は、wikipediaによれば、スイーツの様な雑誌やテレビ番組によって仕掛けられた言葉に踊らされる若い女性のことを指しているそうである。また、日経新聞は、以前コラムで、「かつてアニメやゲームに熱中する男性がマスメディアから「おたく」のレッテルを貼られて冷遇されてきた経緯と、若い女性たちが「メディアのお得意様」という特権的な地位にあることを比較した上で、このスラングを「そんな状況に苛立つ男性が放った辛らつなカウンターパンチ」であるという解釈を掲載したらしく、これは何となく正しい解釈の様な感じがする。
 しかし、なぜ自分と所謂「毒スイーツ」と話が合うのか、ふと思いを巡らせてみると、上記の条件に自分が結構当てはまっていることに気が付いてしまった。金持ちの生まれじゃないが、うっかり銀行辞めてカナダに短期留学してるしー、乗ってるのドイツ車だしー、ワインはそこそこだが、ゴルフとSATCはブログネタにする位ハマった。男子・女子という言葉使うし、ガールズトークは輪に入れてくれるなら嗜む程度には付いていける。サルサも習ってた。アディダス・バイ・ステラマッカートニーのトレーニングウェアの広告見てるとホットヨガしたくなる。うむ、どう考えても自分はスイーツ脳である。
 言い訳をするなら、これは東京の男子が、残念ながら造物主の意志で、仕事・女・クルマ・筋肉/スポーツの4カテゴリー以外のネタにはフィルターがかかって、それ以外話せない生き物として設計されているからである。すなわち、旅行・ファッション・映画・美的・陰口関連は女子と話さざるを得ないのである。まぁ、この類の話が出来る男子が居たとしても、もの凄くゲイっぽい妖艶なノリになるだけなので、そもそも女子とするべきなのかもしれない。自分の事はずっとオタだと思ってたけど、スイーツでもあったとはちょっと驚きの金曜日である。
 なかなか分類学的には新種かもしれない。「スイーツ男子」という言葉は有ったが、あれは単なる甘いもの好きなオトコだから全然違うし、メトセクとか草食系とかとも少し違うし、「スイーツ脳男子」だと救いようが無い感じだが、それなりに定義されるべき個体数が確認出来るなら、いずれメディアによって「発見」されるであろう。

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