スポーツ

守備。

亀田興毅は好きでも嫌いでも無いが、とりあえず盛り上がっているものは押さえておこうと、今日は試合を見に、早く帰ってみた。ただ、見終えて余りに不可解な判定に気分が悪くなっている。試合を見ていた人は誰もがランダエタの勝ちだと思っていたと思われる…

戦術のワールドカップ

「監督のW杯、戦術のW杯だった」。プラティニが今回のワールドカップをこう評した。 当たっていると思う。 ヒディンクやスコラーリの例を出すまでも無く、決勝戦1つ見るだけでそれは明らかだ。守備をベースとしながらも、現実的かつダイナミックな采配を得…

支配したが、破れず。

僕がワールドカップを積極的に見る様になってから初めての欧州勢同士の決勝戦である。フランスが珍しく前線からチェックに行く姿が見られるなど、両チームとも、非常に気持ちの入った、見ごたえのある試合だった。ブラジルが絡んだ過去2大会は、コンディショ…

紙一重の差

イタリア VS ドイツの旧枢軸国対決は、延長終了間際の2点でイタリアが勝利した。 枢軸国は英語で the Axis というのだが、試合自体はどちらかというとアクシス(中央)の選手ではなくて、ラテラル(サイド)の選手の活躍が目立った。最終ラインの真ん中の2人がお…

個人技の応酬

ブラジル VS フランスは、面白さでいったら今大会随一のゲームだった。 衰えを見せず今日もマルセイユ・ルーレットを決めてくれたジダン、後半アドリアーノが入った後のロナウジーニョほかカルテット・マジコの面々などの、ボディバランスと足技は勿論のこと…

延長戦の戦い方とポリバレント性

ベスト8に残っていたチームの中では、ずば抜けて好きなのはアルゼンチンである。ロジックとアートが程よく融合したチームなのがいい。 今日は、このアルゼンチンとドイツという、準々決勝の中で一番注目していたカードが有ったが、仕事で打ち上げが有ったの…

オランダが敗れて

オランダが負けてしまった。これで「理由無く好きなので、つい応援してしまう」チームは、あとアルゼンチンだけ。僕にとっては困ったもんである。 だけど、オランダ VS ポルトガルは極めて見所に富んだゲームであった。 1つは、退場者が出るまでは、4-3-3同…

メキシコに学ぶこと

マキシ=ロドリゲスの、こいつはどうしようもないね、という豪快な一発でメキシコはアルゼンチンの前に沈んだ。決勝トーナメント一回戦は好カード目白押しだが、僕はコンフェデに続くメキシコ VS アルゼンチンが随一の組み合わせと思って、今日は朝まで起き…

2010年は弱くない。

ブラジル戦は、実力通りの結果に終わった。 クロアチア戦では、途中出場のくせに何で歩いているんだお前は!という感じだった玉田が見違える様な動きで一点決めたのは大きなサプライズで、これは素直に評価すべきだろう。但し、彼もでかくて鈍重なDF2名ならド…

無策の先発

ブラジル戦の先発予想があちこちにでているが、大枠同じ様である。4-2-2-2で、柳沢が外れて玉田が入り、福西の代わりに稲本というのが大方の結論である。理由は、クロアチア戦の4バックが割と機能したからという所と、柳沢の大外しへの罰、福西のセットプレ…

リーダーシップ論

結局、最後までファイトしていたのは中田と川口だった。 中田はパスミスが目立ったが、これは他の選手が消耗しきって、ボールに触っていないだけだ。 中村は最後ずっと歩いていた。高原も消えていた。 中田と川口だけが、体を動かして、声を出していた。精神…

2トップ論

これでブラジルに2点差以上で勝たなければいけなくなった。相当厳しい状況である。 オーストラリア戦では、個別の選手のパフォーマンス云々の前にベンチワークと2トップの決定力が本質的な問題として浮き彫りになったが、この2つはこのクロアチア戦でも問わ…

監督の差、体格の差。

世の中の流れにきわめて天邪鬼な記事を書く僕では有るが、今日は流石にワールドカップの事を書かねばなるまい。基本的には、昭和天皇崩御の日に各局が特番を組む中ハクション大魔王を堂々と放送したテレ東のヘソ曲がりぶりを目指しているのだが、静岡生まれ…

イラン戦

横浜国際に日本 VS イラン戦を見に行った。お互い既にワールドカップ出場を決めているので、のどかなものだが、やはりイランというと「恐るべきライバル」という感じがする。中韓だととにかく負けて欲しくないと思うのだが、イランなら負けても良いゲームだ…