旅行記

大分再訪 其の二

○前編はこちら→2008-10-29 大分再訪其の一 さて、朝湯に浸かり、長湯温泉を立ち去った後、目指すは九重の大吊橋である。長さも水面からの高さも日本一、という歩行者用吊り橋だ。群馬もいい温泉にいい橋あるが、大分の方が双方上手かもしれない。四万十川の…

大分再訪 其の一

週末に大分を訪れた。前に大分に行ったのは3-4年前のGWで、その時は遅ればせながらの47都道府県コンプリート達成の瞬間であった。大分が最後になってしまったのは、九州のメジャーな交通はどうしても東シナ海よりなので、そこから外れる大分や宮崎は、そのも…

名夜。

旅日記ばかり書いてる気もするが、また出張で今度は総行程1,000km位の大がかりなドサ周りになり、最後は名古屋に泊まった。名古屋に泊まる時は、名駅のマリオットが名古屋で一番のホテルの割にリーズナブルで、しかも駅近でいいのだが、今回は以前泊まったこ…

堂島ホテル

大阪出張が入って、堂島に泊まった。堂島ホテルである。僕が大阪にいた頃は、インターナショナル堂島ホテルという名前だった。よく言えばNYのクラシックなホテルの様な、悪く言えばバブルそのものの外観で、そこそこ高かったが、その金額払うなら、ホテル阪…

川奈

3月に忙しい合間を縫って川奈に行った。むろん目的はゴルフである。川奈ホテルは、98年のエリツィン-橋本会談が行われるなど、格式高いのは言わずもがなだが、ゴルフコースも、フジサンケイクラシックが開催されたり、日本からは数えるほどしかランクインし…

酒に対しては当に歌うべし

この題名に対して、人生は幾ばくぞ、とすっと出てくる人は、相当の三国志マニアであろう。魏武曹操の「短歌行」という詩篇の冒頭で、中学生当時三国志人名辞典を諳んじる勢いだった僕は、当然この歌も諳んじており、曹操が言う位だから、酒ってのは本当に旨…

ソフトランディング トゥ アフリカ

それにしても、エミレーツ航空は素晴らしい。食事が普通に食べれる。設備も良い。特にソウル→ドバイのボーイング777は特筆に価する。オンデマンドの映画ライブラリは、長距離フライトの無聊を慰めるに十分である。IT業界の現状からすれば、ビデオ・オン・デ…

唐辛子経由アフリカ行き

今年はずっと忙しかった様な気がする。年始はなかなか興味深い法律問題でバタバタし、初春からは長いこと買収ディールに関わっていた。今のファームに入って5年が経とうとしているが、獲得ディールは追加買収も含めて4,5件といった所だ。ディールは大体一件…

京都・錦市場

先週末、出張の前泊で関西に泊まったが、ふと気が向いて京都に行って来た。特に寺という気分でも無いので、殆ど昼ごはんを食べに行った様なものである。あんまりあても無いので、下りた四条烏丸の駅からふらふらと錦市場に向かった。 [SHARP 904SH/35mm F2.8…

南海特急ラピート

月曜日は大阪で交渉のセッションがある。こういう月曜の出張は前泊するに限る。ここんとこ関西に行っていない様な妄想に囚われたので、今回も前泊することにした。 日曜に大阪で下準備をしたいという事情もこれ有り、土曜の夜から大阪に入った。夜遅かったの…

由比PAパパパ

小難しい話は一回休みすることにする。 世の高速道路の休憩所としては、サービスエリアとパーキングエリアの2種類がある。近年充実する一方のサービスエリアで、どしろーとの女性とメロンパンなんぞを食べるのが基本的な使い方であり、パーキングエリアとい…

城崎にて

東京ではそれ程有名とは言えないが、関西では良く知られた日本海沿いの情緒あふれる温泉街、城崎温泉に行ってきた。東京でここにずばり該当する街を挙げるのは難しい。鬼怒川にしても、草津にしても、伊香保にしても、東京近郊の温泉街というのは、巨大な観…

最適の日帰り紀行

三連休の初日は、ふらっと房総半島に息抜きに行った。フルにツーリングというのもプランにはあったが、ちょっと週明け重めのセッションがあるので、これを片付けてから行くことにする。その「片付ける」為の景気づけに初日は近場に息抜きに出た。 エコノミク…

Day 8 /電気式湯沸かし器

さて、うたた寝をしたものの、腹が減って深夜目が覚めてしまった。何かお腹に入れないとという事と、なんと宿代がチェックアウト時払いなのに残金が3$を切った状況だったことで、町にふらふらと歩き出す。門番の老人は、ちょっと行って右、そのままずっと行…

Day 7 /内陸へ。

朝起きて、朝食の場所を探しにブラブラしていると、洗濯をしているステラに会った。一緒に朝食を食べていいかと聞かれたので、僕は朝食を食べながら殆どの時間ラップトップに向かってタイプしているから、一緒に来てもつまらないよ、と言ってやんわりと断っ…

Day 6 /遠く千円札を思う。

起きると、ステラに見つからない内にさっさと宿を出た。今日もドキュメントワークの日である。ガーナ人と結婚して当地に在住するという日本人の係員の方から増補されたパスポートを受け取った。プラス40ページ。結構な分量である。一気にパスポートが分厚く…

Day 5 /ナイジェリアの女

今日はドキュメントワークの日である。飛行機が離陸する地であるコートジボアールはビザが必要な為、大使館に行って取得しないと僕は日本に帰れない。Lonely Planetには申請後交付まで48時間のインターバルが必要と書いてある。もう一つの目的地ブルキナファ…

Day 4 /アフリカオンライン

寝飛ばしたら、このままドバイで立ち往生である。そんな恐怖に迫られて、実に浅い眠りだった。起きたらエミレーツ航空787便アクラ行きは目の前のゲートだった。ドバイ空港は空港泊するにはなかなかの空港である。日米欧以外の国の例に漏れず、空調は incredi…

Day 3 /世界はやっぱりフラット化している

カタールっつうのは起きて次の日になっても、やっぱり殺人的に暑い国である。こんな所、石油さえ出なければ、単なる荒野として存在し、我々人類も滅多に訪れることなく、お互いに平和な関係を築けていたと思うのだが、何の因果か石油がこういう荒野に限って…

Day 2 /ドーハの悲劇

寝ている内にドバイである。相変わらず金ぴかの綺麗な空港だ。大阪の地下鉄に乗ると「チカンアカン」と書いてあるが、思わず「ドバイヤバイ」と呟いた。3年ぶりだろうか。前はタンザニアに行った時、ここを中継地とした。当時と比べて、ウェイティングでマグ…

Day -1/休暇獲得。

休暇を獲得した。獲得したのは1週間以上前である。そこからが残務整理で鬼の様な状況になり、サッカーの代表戦も続いたりして、blogの更新どころの騒ぎでは無くなってしまった。1週間以上更新出来なかったのは久々かもしれない。実は、その間2回くらい書きか…

伊勢崎花火と東横イン

夏だっちゅーのに花火の一つも見とらんのである。 でも、東京の花火は混み混みで嫌いである。僕の地元の花火大会は、2万5千発とか3万発の花火を打ち上げるが、地元の市の人口は東京ドームを埋められない位しかない。下手すると人口1人につき四捨五入すれば1…

ダラダラとした沖縄の夜。

沖縄の雰囲気は、とてつもなくダラダラしたもので、僕はそれに目一杯影響されてしまった。基本的にダラダラした空間は大好きなので、沖縄の人と空気のダラダラさ加減が徐々に感染してきたのである。沖縄の人は、問い合わせをして判らなかった時とか、注文し…

夕焼け

夕焼けってのは、日が沈んだ後にこそ、空が文字通り焼けてきて、赤さを増すものである。 こんなこの世に一日生を受けるだけで判る様な当たり前の事を僕は随分と長い間知らなかった。生まれが空気の澄んだ田舎で、毎日の様に夕焼けになるまでサッカーに野球に…

淡路出張

淡路ってのは関西に住んでいた時から度々訪れる好きな場所だったが、この産業乏しき地にまさか出張するとは思わなかった。淡路はあんまりビジネスホテルも無いので、泊まるのは淡路観光ホテルなる温泉ホテルで、露天風呂にプール付きである。AIR-Hもイマイチ…

最果てへ 二日目

蔦温泉旅館は、大正7年築の極めてクラシックな建物である。玄関は豪快なデザインだ。ひたすら重厚さを追求した大正モダンの香りがする。 古い建物、歴史ある建物はいつ行ってもいいものである。 [NIKON D50/TAMRON A16 17-50mm F2.8] ・緑の中に低層の、和洋…

最果てへ 一日目

朝の7:50というフライトで三沢空港に向かう。機体はMD90である。今は無きマクダネル・ダグラス謹製である。古さは否めない。軍需産業におけるマクダネル・ダグラスと言えば米海軍の主力戦闘機であるF-18が代表作である。F-18と言えば、支援戦闘機F-2のベース…

須磨須磨。

スマスマはスマスマでも神戸の須磨に行って来た。大阪出張のついでである。我々の様なバイアウトファンドは、基本的に不動産ファンドや村上ファンドの様に、資産価値に着目したアービトラージディールは余りやらないので、あんまり資産売却を行ったりはしな…

人の表情、魚の表情

旅行に行くと、まず大体訪れるのが市場である。その国の表情が最もビビッドに伝わってくる場所だからだ。今回も例に漏れず、チャガルチ市場という釜山の築地みたいな場所を訪れた。何回か釜山には来ているのに、後ほど田舎に魚を食べに行くからであるとか、…

釜山初日

もともと今の仕事は3末にケリを付け、5月はユーラシア大陸をまたにかけて、イラン・アフガン聞かせてバラライカの予定だったのだが、関係当局やらマスコミやらが僕の邪魔をたっぷりしてくれたので、休みは夏に逃げ水の如く去ってしまった。本当なら今頃は、…